今週は和田秀樹氏の書かれた著書「なぜか人生がうまくいく『明るい人』の科学」です。
本書を通して印象に残ったこと、これからのアクションプランをまとめました!
印象に残った箇所3選
愛想がいい人は最強
「愛想がいい人」のことをどう思いますか?
日本の文化として特に男性は、「ヘラヘラしていて真剣さが足りない」とか、「八方美人」として否定的に捉える人が多いように感じます。
特に、自分のように幼少期から武道を習っていたり、体育会系の部活で上下関係が厳しい環境にいたりした人ならば共感してもらえると思います。
しかし、今の時代には合わない考え方です。
「男は度胸、女は愛嬌」という言葉がありますが、男性も愛嬌があるに越したことはありません。
私が考える「愛想がいい人」というのは、相手が好感を抱くような態度や表情をしているだけでなく、相手のことをきちんと理解しようとしている人です。
なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学
「信頼感」というのも「愛想がいい人」の大事な要素です。
外向きのうわべだけの愛想ではなく、本質的なその人の理解が重要です。
この本でも傾聴・受容・共感を通して、相手を理解するとありました。
なんだか難しいですが、私の解釈では「相手の大事にしているものを自分も大事にする」ことだと思います。その人が大事にしている人、もの、考え方を自分も大事にすることで、人と真剣に向き合うことができると気づきました。
また笑顔の効果についてもこの本で紹介されていましたので、以下にまとめておきます。
- 気持ちに余裕が生まれる
- 相手に心を開いているサインになる
- 生き生きした印象を与える
- 免疫力が高まる
- 精神的に安定する
詳細は、本書を読んでみてください。
確率で考えて予期不安をしすぎない
予期不安というのは、よくわからないことをあれこれと思い浮かべて悩むことですから、当然、自分勝手な妄想が広がります。 勝手な妄想に振り回されるから、不安はますます増幅することになり、結果として暗くなってしまうのです。
予期不安が強い人というのは、確率の計算ができないというか、そもそも確率を考えていません。 起こる確率が極端に低いことを、深刻になって心配している人が多いのです。
なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学
「心配事の9割は起こらない」
心配事の79パーセントは実際には起こらず、16パーセントの出来事は事前に準備をしていれば対処が可能だそう。
つまり、しっかりと準備をすれば心配事はそうそう起こらないということ。
ただ、「じゃあ、準備しなくても8割は起こらないからいいや!」と楽観的になりすぎるのもどうかと思います。
そこは予期不安を逆に利用して、残りの16パーセントを埋める準備をしようと思いました。
ここで、地元の美容師の方にもらった言葉を思い出しました。
「とりあえず行動に起こしてみたら?そしたら具体的な課題が見えてくるよ」
あれこれと未来の可能性を考えていても、いつまでも不安は曖昧なままです。
それが意味のある仮説なら良いですが、ただ頭で反芻する妄想であれば時間の無駄だと気づきました。
明るく生きる人はいつでもアクティブで、とりあえずやってみる精神が強いです。
自分も「えいっ」で飛び込んでみて、そこから出た具体的な課題にフォーカスしようと思いました。
「面白きこともなき世を面白く」
高杉晋作の言葉を紹介されていました。
「世の中には、面白くないことがたくさんあるが、心の持ち方次第で、どのようにでも変えられるものだ」という意味だそうです。
自分の在り方次第で、世界の見え方が変わるのは最近とても実感しています。
現在、私は転職のためにコーチングを受けていますが、在り方(心)が以前とはかなり変化しており、人生にワクワクしています。
仕事でも向き合う姿勢でかなり違う気がします。
ただ「苦痛だ、憂鬱だ」と思いながら仕事をするより、楽しくなるポイントを探す方が絶対気分も乗ります。
またこの本ではネガティブ思考に陥りやすい思考習慣について紹介されていました。
それが、「二分割思考」と「完全主義」です。
- 二分割思考・・・物事を白か黒かにハッキリと二分割してしまう考え
- 完全主義・・・何事も不足や欠点のない完全な状態でなければならないという考え
これらの思考習慣は、どちらも敵をつくりやすく気持ちが暗くなる考え方だそう。
自分がまさにそうで、いつも「0か100か」で考えて一喜一憂してしまいます。
間にある1〜99で点数をつければ、できた部分はどこで、できなかった部分はどこかを振り返り、次に繋げることができます。
またこれもコーチングを受けて学んだことですが、欠点ではなく強みや良いところに注目することがめちゃくちゃ大事です。今まで「短所は克服しないと」と、マイナスを0にする動きばかり取っていたように思います。ですが、その結果得られるものは「無難」だと気づきました。
人生1度きりですから、短所を克服している時間はもったいないです。できるだけ長所を伸ばすことにフォーカスして、プラスをさらなるプラスにしていこうと思いました。
アクションプラン3つ
常に1mm口角を上げる
常にニヤニヤ笑っていても、「この人、変な人だ。。」と不審に思われるので、
常に口角を1mm上げてみます。
この1mmで、心が少し前向きになります。
マスクをつけていても目から心の在り方が現れるので、穏やかな雰囲気を出せます。
最初は自分のためだと思って、やりましょう。
不安となっている要因の解像度を高める
「悩む」ことはマイナスを0にすること、「考える」ことは0をプラスにすること、だとコーチングで学びました。
人生を前進させるためには、不安や悩みをできるだけ具体的にすることが大事です。
具体的にするアクションプランとしては、とりあえず行動を起こしてみる、知見を持っている人に話を聞くこと、情報収集をすることです。
1日を振り返り、点数をつける
2024年から内省の時間を取ろうということで、毎日日記を書くようにしています。
数日やってみての感想としては、日記を書くことで1日の中で面白いことを自然と探すようになりました。
1日の点数をつけて、どこがよかったか、どこがさらに改善できるかを振り返ります。
終わりに
「明るい人」の思考や行動の習慣がよくわかる本でした。
結論、「明るい人」は自分から主体的に明るく在ろうと行動したり、考えたりしていると気づきました。
周りの環境はコントロールできませんから、コントロール可能な自分の在り方を変えることで明るく生きていこうと思いました。
紹介できなかった部分も多くあるので、ぜひ手に取ってみてください。
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